お口を健康に保つために
虫歯からお子様のお口を守るには
生まれたばかりのお子様は、お口の中に虫歯や歯周病の原因となる菌を持っていません。
キスしたり口移しで食べ物を与えたりすることで感染します。
そうならないためにも、まずはご両親のお口をキレイに保ちましょう。
虫歯になりにくくするには
虫歯や歯周病の原因は、プラーク(歯垢)が唾液中のカルシウムやリン等と結びついて石灰化した「歯石」です。この歯石を餌にして、細菌が繁殖します。
歯石になってしまうと、ご自宅の歯磨きだけでは落とせません。
プラーク(歯垢)が歯石になる前に除去することで、虫歯や歯周病になりにくくなります。
予防歯科の手段
歯のクリーニング(PMTC)
PMTCは、歯科衛生士が専用の機械を使って、徹底的にお口のお掃除をする方法です。
ご自宅での歯磨きでは落とすのが難しい歯石も落とすことができます。
歯の表面も磨くので、コーヒーやタバコ等でついた黄ばみも落とすことができます。
PMTCは以下の手順で行います。
1.ペースト塗布
2.歯と歯の隙間清掃
3.歯の表面のクリーニング
4.歯の表面のツヤ出し
5.フッ素塗布
フッ素塗布
歯の表面は、エナメル質(ハイドロキシアパタイト)という半透明な硬い組織でできています。虫歯菌は、そのエナメル質を溶かして浸食していきます。
クリーニング後にフッ素を歯の表面に塗布すると、エナメル質がフルオロアパタイトという溶けにくい組織に変わり、歯質が強化され、虫歯になりにくくなります。